自分に合った楽器とは
今日は楽器全体についてお話したいと思います。
自分は楽器を始めてみたいが、どの楽器が向いているだろう?
と思ったことありますか?
多くの学生を教えてきて、楽器には向き不向きが
あるように思います。
例えばギターですが、これは
始める人がものすごく多い。
その動機は
「アーティストに憧れて」
が最も多いです。
「ギターに憧れて」
は少ない。
一方でベースやドラムは
「ベースが好き」
「ドラムに憧れて」
が多いです。
鍵盤楽器~ピアノ~は
「習わされた」・・・・(-"-)
が多いですね。
さて難易度から言えば
この中では、実はギターが一番高いです。
手も大きくないと、伴奏楽器を越えたギター奏者には
向いていないと言わざるえません。
お分かりになりますが、
皆さん非常に指が長いです。
ベースは和音がない、ということで
ギターよりはるかに楽です。
指もそんなに長くなくても
不都合はありません。
ギターもベースも旋律楽器なので、
弾きこなすためには、ドレミファソラシドを全部の調で
反射的に弾けなければなりません。
”ド”からはじまるドレミファソラシド、”ド#”からはじまるドレミファソラシド、
”レ”からはじまるドレミファソラシド、・・というように
”シ”から始まる・・まで
12種類あります。
さらに音域がありますから低域から高域まで6オクターブぐらいは
咄嗟に指が動かないとならないわけです。
ギターには和音~コード~があります。
”C”~根音:ベースがド~であれば長調系のコードとして
”C””Cmaj7""Cmaj7#11""Cmaj7#5""Cmaj9""Cmaj13""C6""C69""Cmaj add9""Csus4"
あってさらに短調系のコードがあるわけです。
しかも低域から高域までで押さえ方が異なります。
ピアノであれば目で見て覚えられますし、1オクターブを平行移動
させていくこともできますね。
ギターもある程度はそうできますが、
結局は6本の弦の各弦の1フレットから22フレットの何処がどの音かを
身体に入れて組み合わせないと
ジャズでは対応できません。
さて、技術的にコントロールできたとして、
次は音楽的にどう使うのか、がでてきます。
音楽理論というやつですが、
旋律的にはペンタトニックスケールという
1オクターブ5音のスケールを覚えてしまえば、
あとは部分的に半音ずらすことで、
大体のカッコいいソロは弾けます。
こういう感じですね。
すごい乱暴な説明ですが、大体はできます。しかし
次のようなものは無理です
コンビネーション・オブ・ディミニッシュスケールという理論
が必要になります。
ベースはそこまでスケール理論にはいりこまなくても
対応できますが、ジャズギターはジャズピアノと並んで
ハードルはどうしても高くなります。
さて、ドラムはどうでしょう。
ドラムはリズムを繰り出すので、和音はないし
音程の十二音階的なフレーズもありません。
ただ、安定して時間を周期的に分断する~タイム感~
がポイントになります。
と言っても、これはすべての楽器も同じことですが。
ドラムのむつかしいところは、普段はでてこない
身体の動き~特に右足のバスドラム~の早いフレーズです。
それから手で言えば早く細かく正確に叩くためには
手首と手のひらの、「”緊張”と”脱力”の素早いコントロール」
でしょう。
しかしながらこれは上級の演奏をしようという時に必要になるレベルです。
普通に楽しんで演奏するのにはそこまですぐできなくても
演奏に参加することはできるのです。
私はドラム・ギター・ベース・鍵盤楽器・あとサックスも少々やりますが
自分にもっとも合ってるな、というのは
ドラムです。次にベース。
それは”シンプルな動きの中にある美しさ”を表現するのが
好きだし、向いている。からかもしれません。
ギターを弾くならばスラッキーギターが好きで弾きます。
Jeffは私の先生です。ハワイに習いに行きました。
スラッキーギターはハワイで生まれたギター奏法ですが
レギュラーチューニングではなく、オープンチューニングという調律で演奏します。
ある種、”ギターを簡単に弾く演奏法”とJeffは言ってます。
他に私は、ファンク・ロックギターも弾きますがジャズギターは
弾けません。
面倒くさいことが苦手な方は
ジャズギターやジャズサックスなどよりは
ドラムの方がいいでしょう。
練習熱心で細かいことを延々できる方は
ジャズギターでも大丈夫です。
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